ユーロビジョン2015ポルトガル代表は、Leonor Andradeの「Há um Mar que nos Separa(私達を分かつ海)」に決まりました。

愛し合っていた二人に突然訪れた別れ。会いたくても会えない切なさ、焦がれる気持ちを表現したポップロックナンバーです。彼女の伸びやかな声も印象的な一曲となっています。


〈Leonor Andradeのプロフィール〉
Leonor Andradeは1994年に、ポルトガルの首都リスボンの南にある街パルメラに生まれました。

4歳の頃からピアノをはじめ、音楽に打ち込んでいたという彼女。ピアノを使って自分で作った曲を歌ったりして楽しんでいたそうです。

兄弟や友達と一緒にバンドを組むようになってから、本格的に音楽に向き合い始めた彼女は、歌手デビューを夢見て2014年にポルトガル版The VOICEのオーディションに挑戦します。

 
Leonor AndradeFeeling Good」カバー The VOICE Portugalシーズン2より) 

今年の他のThe VOICE出身アーティストと同じく、審査員4人全員を振り向かせることができたLeonorは、その後のオーディションも順当に進み、準決勝まで進むことが出来ましたが、惜しくも決勝まで残ることはできず、敗退してしまいました。

しかし、彼女はその後シンガー・ソングライターとしての活動や、ポルトガルの放送局RTPのドラマで女優デビューするなど、本格的な芸能活動を始めることとなったのです。

2015年、LeonorはポルトガルのロックバンドPólo Norteのリードボーカルを務めるMiguel Gameiroから楽曲提供を受けて、ユーロビジョンの国内予選Festival da Cançãoに出場し、見事優勝。ポルトガル代表の座を射止めたのです。彼女にとって、憧れのアーティストから楽曲提供を受けたということも、国内予選で優勝するということもまるで夢のようで信じられない出来事だったそうです。


ユーロビジョン2015ポルトガル代表Leonor Andradeは、現地時間5/21に開かれる準決勝2日目に出場します。
彼女のサクセスストーリーは決勝へとつながるのか!? 要注目です。


参考:ESC公式