ユーロビジョン2017スロベニア代表は、Omar Naberの「On My Way」に決まりました。

自身が作詞作曲を手がけているこの楽曲は、大切にしてくれた人のもとから、「決して戻ることはない」と強い意志を持って旅立つという別れを歌ったバラードナンバーです。
次への一歩を前向きに捉え、前向きに進める力をくれるこの曲は、新たな門出を迎える春にピッタリの一曲かもしれませんね。


〈Omar Naberのプロフィール〉
Omar Naber(Omar Kareem Naber)は1981年7月に、スロベニアの首都リュブリャナに生まれました。

スロベニア人の母とヨルダン人の父との間に生まれたOmarは、16歳の頃からギターやベース、ピアノなどを用いて作曲やアレンジなどを始め、音楽の道を志していくこととなったそうです。

2004年にスロベニアで開催されたオーディション番組Bitka talentovで優勝した彼は、翌2005年にユーロビジョンのスロベニア代表として出場しました。

Omar NaberStop」 ユーロビジョン2005より)

この時も自身が手掛けた楽曲で準決勝に挑みましたが、結果は12位。惜しくも決勝の切符を逃してしまいました。

その後も彼はスロベニアのユーロビジョン国内予選EMAに3回出場していますが(2009年、2011年、2014年)、いずれも優勝できず、代表の座を逃していました。

Omar NaberBistvo skrito je očem(隠された目の本質)」 EMA2011より)

そして、EMA4度目の挑戦となった2017年。Omarはついに優勝し、ユーロビジョン2017スロベニア代表の座を勝ち取ったのです。

Omar NaberOn My Way」 EMA2017より)

この決勝で、Omarは電話投票で2位になったものの、スロベニア各都市の審査員による投票で1位を獲得し、総合で1位となり、優勝が決まりました。


現在、スロベニアとロンドンを行き来する生活を送っているというOmar。スロベニアでは国内予選への出場やシングルのリリースなどで広く顔が知れ渡っている彼は、ロンドンでちょっと意外な活動を行っていました。それが…

Omar NaberGood Riddance (Time Of Your Life)」Green Dayカバー)

なんと、Omarはロンドン地下鉄からライセンスを取得し、バスカー(路上や駅など、公共の場所で音楽や大道芸などを披露するストリートパフォーマー)として活動していたのです。
70/3000という狭き門に見事受かったとのことですが、彼のライブパフォーマンスや創作活動は、こういった路上での活動からも養われているのかもしれませんね。

それにしても、2度もユーロビジョン代表に選出された彼が、ロンドンの地下鉄でストリートライブを行っていたなんて… 彼を知っている人がその場を通ったらビックリしてしまいますよね(笑)


2005年から12年の時を経て、再びキエフの地へ踏み出すOmar Naberは、現地時間5/9に開かれる準決勝1日目に出場します。
前回果たせなかった決勝進出を、今回果たすことができるのか。要注目です。


参考:ESC公式、Wikipedia"Omar Naber"、The Sun"Who is Slovenia’s Eurovision Song Contest 2017 entry? Omar Naber to perform On My Way – all you need to know"、YouTube"Omar Naber Busking London Underground"