ユーロビジョン2017リトアニア代表はFusedmarcの「Rain Of Revolution」に決まりました。

リズミカルなベースが印象的な冒頭から、ブラスサウンドが加わりパワフルなボーカルとドラムが炸裂するサビに至る非常にダイナミックで、正に「roller coaster」のような展開が特徴的なこの楽曲は、FusedmarcのメンバーとリトアニアのミュージシャンMichail Levinの共同制作で作られました。

楽曲とともに注目すべきはステージの演出です。Fusedmarcは音楽と視覚を駆使して観客に訴えかける演出を得意としているユニットで、今回の国内予選でも、回転するような水しぶきや火花を効果的に見せ、曲に更なる力を添えるステージを展開しました。本番ではどんな演出で魅了するのか、大いに期待されます。


〈Fusedmarcのプロフィール〉

Fusedmarc feat. Andrius MamontovasSign」)

Fusedmarcは2004年にリトアニアの首都ビリニュスで結成されたエレクトロユニットで、以下の3名で構成されています。

 ・Viktorija Ivanovskaja(Cilia / メインボーカル / 1978年9月生まれ)
 ・Denisas Zujevas(Vakx or Nurasho / ギター、ベース、プログラミング、作曲)
 ・Stasys Žakas(Syrtha / 作曲、総合演出)

この3人のメンバーのうち、CiliaとVakxの2人がステージパフォーマンスを披露し、Syrthaは演出を含めプロデュースに専念するという形態で活動を行っています。

ボーカルのCiliaはかつて、音楽ユニットSaulės kliošasのボーカルとして2000年から活動していましたが、2004年にグループを抜け、Fusedmarcに加入しました。

(Saulės kliošasライブパフォーマンス 2002年放送 リトアニアの音楽番組「Auksinės melodijos」より)

ユニット結成後の翌年、Fusedmarcはアルバム「Contraction」をリリースしましたが、テレビやラジオ局への売り込みといったメディアへの積極的な露出は行わず、ライブ活動を通して自身の音楽性を研ぎすませていきました。

Fusedmarc ファーストアルバム「Contraction」)

音楽スタイルと共にライブ活動で磨き上げていったのは視覚的な演出でした。リズムや曲調、サウンドエフェクトに合わせたライティング等にこだわったFusedmarc独特のステージ演出は広く評判を呼び、国内のみならず、ドイツ、フランス、オランダ等ヨーロッパ各国のライブ会場でも披露されたそうです。

FusedmarkTWIN」ライブパフォーマンス)

独自の音楽性を築いてきた彼らは、2017年にユーロビジョンの国内予選に挑戦しました。

FusedmarcRain Of Revolution」 ユーロビジョン2017リトアニア国内予選より)

この国内予選を通して「2,3度私たちの曲を聞いてもらうと支持してもらえることがわかった」と手応えを掴んだ彼らは2度の予選ラウンドを通過し、決勝で視聴者・審査員双方から最高得点を獲得し優勝。ユーロビジョン2017リトアニア代表の座を掴みました。


ユーロビジョン2017リトアニア代表Fusedmarcは、現地時間5/11に開かれる準決勝2日目に出場します。
「楽曲制作が始まった頃から、私たちのゴールはキエフに行ってユーロビジョンで優勝することだった」と語る彼らが決勝進出を決めることができるのか、要注目です。


参考:ESC公式ESCKAZ、Wiwibloggs"“RAIN OF REVOLUTION” LYRICS — FUSEDMARC (LITHUANIA, EUROVISION 2017)"、Wikipedia"Fusedmarc(英語 / リトアニア語)"、Soundcloud