ユーロビジョン2017マルタ代表はClaudia Fanielloの「Breathlessly」に決まりました。

この楽曲は、自分のもとを去ってしまった恋人への忘れられぬ思いを切なく歌い上げたバラードナンバーです。

作詞は、ユーロビジョン2002マルタ代表曲「7th Wonder」や2014ロシア代表曲「Shine」を手掛けたGerard James Borgが担当し、作曲は、同じく「7th Wonder」をはじめ数々のユーロビジョンのマルタ代表曲を手掛けたPhilip Vellaが担当し、その息子のSean Vellaが編曲に関わっています。

Ira Losco7th Wonder」 Gerard James Borg、Philip Vellaプロデュース楽曲)

両者が関わった楽曲「7th Wonder」は、マルタが過去最高順位である2位を叩き出した楽曲です。
昨年に引き続き、「七不思議」パワーで決勝進出を果たせるのか注目したいところです。


〈Claudia Fanielloのプロフィール〉
Claudia Fanielloは1988年2月にマルタ島北部にある町カウラで生まれました。

イタリア人の父とマルタ人の母の間に生まれた彼女は、幼い頃から音楽への興味をいだいていました。それは彼女のきょうだいも同様で、兄のFabrizio Fanielloは後にユーロビジョンのマルタ代表を2度(2001年、2006年)担う、正にマルタを打評する歌手となったのです。

Fabrizio FanielloI Do」 ユーロビジョン2006決勝より)

一方、Claudiaは12歳の頃からテレビ番組や音楽祭などに出演し、早くから歌声を披露するようになり、17歳の頃にはコンテストで優勝するほどの実力を持つまでに成長。2006年にはユーロビジョンのマルタ国内予選に出場し、兄Fabrizioと代表の座を競うほどとなりました。

Claudia FanielloHigh Alert!」 ユーロビジョン2006マルタ国内予選より)

優勝の座は兄に譲ることとなりましたが、Claudiaはニューカマーとして広く注目されるようになり、この年に開催されたマルタの音楽祭「Konkors Kanzunetta Indipendenza(独立記念祭)」で優勝します。

Claudia FanielloMa Nafx」 Konkors Kanzunetta Indipendenza2006より)

以後、彼女は6回ユーロビジョンの国内予選に挑戦し続けていましたが、2008年と2012年に準優勝までこぎつけたものの、優勝にはありつけませんでした。
しかし、8度目の挑戦となった2017年、Claudiaは「Breathlessly」で優勝を勝ち取り、念願のマルタ代表の座を掴んだのです。

Claudia FanielloBreathlessly」 ユーロビジョン2017マルタ国内予選より)


一見華々しく見える彼女のバイオグラフィですが、実は10代の頃に過食症に苦しむ日々を送っていたのだそうです。その頃の経験を踏まえ、彼女は学校や病院などで過食症についての理解を深める活動を行っているそうです。
さらに、彼女は身体障がいや知的障がいを持つ子どもたちへの学習支援も行っていて、歌手活動を行いながら福祉活動にも力を注ぐという、二足のわらじを履く日々を送っています。


ユーロビジョン2017マルタ代表Claudia Fanielloは、現地時間5/11に開かれる準決勝2日目に出場します。


参考:ESC公式、Wikipedia"Claudia Faniello"、Wiwibloggs"“BREATHLESSLY” LYRICS – CLAUDIA FANIELLO (MALTA, EUROVISION 2017)"