E.S.Cheers!! - #Eurovision 2017-

ヨーロッパで開催される年に一度の音楽祭ユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC)の最新情報などをお届けします。

出演アーティスト(決勝)

【ESC2016】スウェーデン:人気の秘密は幼少時代にあり!? 元人気キッズシンガー登場



ユーロビジョン2016スウェーデン代表は、Fransの「If I Were Sorry」に決まりました。

「もし僕が悪かったら」と続くこの歌には、「砂漠の中をクロールする」や「肺が持たなくなるまで深くまで潜る」、「くたびれるまで何千キロも走る」など、絶対にできないであろう様々な課題が書かれています。
そして歌の最後「でも僕は悪くないんだ」からも分かるように、歌詞の中では頻繁に「Sorry」が出てくるため、いっぱい謝っているように聞こえるものの、結局は謝っていないというのが、この歌の面白いポイントなのかなと思います。

とても静かな楽曲で、ユーロビジョン向けの楽曲とは言い切れない部分もありますが、小さいころに友達と喧嘩した時のようなしょっぱい思い出がふと湧き上がってくる、味のある一曲に仕上がっています。


〈Fransのプロフィール〉
Frans(本名:Frans Jeppsson Wall)は1998年に、スウェーデン南部の街イースタッドで生まれました。

彼の音楽キャリアはかなり早く、7歳の頃にロックバンドEliasと共に制作したシングルがスマッシュヒットを飛ばし、話題になりました。
 
Frans and EliasWho's Da Man」) 

レゲエのビートに乗せて幼いFransがノリノリに歌っているこの曲は、スウェーデンを代表する有名サッカー選手ズラタン・イブラヒモビッチを歌ったトリビュートソングになっていて、スウェーデンのシングルチャートで13週連続1位という快挙を成し遂げました。

このヒットが縁となり、2年後の2008年に再びEliasとタッグを組み、UEFAチャンピオンシップのスウェーデン応援ソング「Fotbollsfest」をリリースしました。
 
Frans feat. EliasFotbollsfest」)

こちらもスウェーデンのシングルチャートで1位を獲得し、人気を博しましたが、その後Fransは目立った音楽活動を行っていませんでした。 


そして2016年。「Who's Da Man」のヒットから10年の時を経て、Fransはユーロビジョンのスウェーデン国内予選Melodifestivalen2016に出場します。
 
FransIf I Were Sorry」ライブパフォーマンス Melodifestivalen2016より)

多くの強豪歌手を押しのけ、決勝まで進んだFrans。YouTubeのMelodifestivalen公式チャンネルの予選パフォーマンス動画の中で唯一100万回再生を突破しており(決勝当時)、ブレイクの兆しが見受けられていました。

そして決勝では、視聴者からの圧倒的な支持を得て、優勝候補の一人と目されていたOscar Ziaを下して優勝。ユーロビジョン2016スウェーデン代表の座を勝ち取ったのです。
 
Oscar ZiaHuman」ライブパフォーマンス Melodifestivalen2016より)

国内予選で優勝した後、Fransは「If I Were Sorry」のシングルをリリースしました。
このシングルはスウェーデンのシングルチャートで1位を獲得したほか、海外のシングルチャートでも100位以内に続々ランクイン。音楽配信サービスSpotifyでも、ヨーロッパ各国のみならず、台湾やウルグアイのバイラルチャートの上位にランクインするなど、各地でスマッシュヒットを飛ばしました。


国内予選でキッズシンガーからの成長と、まだ残るあどけなさを見せつけたFransは、現地時間5/14に開かれる決勝に出場するほか、5/10の準決勝1日目でもパフォーマンスを披露する予定です。


参考:ESC公式、Wikipedia"Frans Jeppsson Wall","If I Were Sorry

【ESC2016】ドイツ:きゃりーに続く原宿系!? ドイツのNo.1ボイス登場



ユーロビジョン2016ドイツ代表は、Jamie-Leeの「Ghost」に決まりました。

彼女のデコレートしまくりの見た目についつい目が行ってしまいがちですが、歌唱力はとても18歳とは思えない位にピッチコントロールがパーフェクトなのが印象的です。幻想的なバラードナンバーで、シビアな音程のコントロールが求められる楽曲を見事に歌いきっています。


〈Jamie-Leeのプロフィール〉
Jamee-Lee(本名:Jamie-Lee Kriewitz)は1998年にドイツのハノーヴァーに近い街ベニッヒセンで生まれました。 

ロックバンドのドラマーとして活躍していた父の影響を受けてか、彼女自身も早い頃から音楽に興味を示していて、12歳の頃にゴスペルグループに加わり、歌唱技術を磨き上げていきました。 

音楽とともに彼女が強く興味を示したのが、日本や韓国のポップカルチャーでした。
見た目からも分かるように、彼女はデコラ系のファッションで身を包むなど、日本のファッションやマンガといったポップカルチャーに興味を持っているほか、 Block BをはじめとするK-POPにも強い関心を持っており(そこはJ-POPじゃ無かったんですね(笑)…)、近いうちに訪れたいという夢もあるんだとか。

そんなアジア好きの彼女が一躍ドイツでブレイクすることになったきっかけが、2015年にドイツの民放テレビ局ProSiebenで放送されたドイツ版The VOICE第5シーズンへの出場でした。
 
(The Voice Of Germany第5シーズンのJamee-Lee)

ディズニーの人気キャラクター、スティッチに身を包みブラインドオーディションに臨んだ彼女は、3組の審査員を振り向かせることに成功し、次々とステージをクリアしていきました。
 
Jamie-Lee & Jess GlynneTake Me Home」 The Voice Of Germany第5シーズンより)

決勝まで進んだ彼女は、見事優勝し、ドイツのナンバーワンボイスの座に輝くこととなりました。彼女はまだこの時17歳でした。 


The Voiceで優勝した追い風がそのまま続き、ユーロビジョン2016の国内予選で初のオリジナル曲「Ghost」を披露した彼女は、10組のアーティストの中から高い得票率を得て、見事ドイツ代表として出場することが決まりました。

ユーロビジョン2016ドイツ代表Jamie-Leeは、現地時間5/14に開かれる決勝に出場するほか、5/12に開かれる準決勝2日目でもパフォーマンスを披露する予定です。


参考:ESC公式(1),(2)、Wikipedia"Jamie-Lee Kriewitz"、NAVERまとめ"まるでおもちゃ箱☆原宿を中心に生息する『デコラ』って?【ストリートスナップ・画像】"、DW"17-year-old Jamie-Lee Kriewitz to sing for Germany at Eurovision 2016"

【ESC2016】スペイン:みんなで「Say Yay!」 ノリノリなダンスチューン登場



ユーロビジョン2016スペイン代表は、Bareiの「Say Yay!」に決まりました。

ネガティブな気持ちも吹っ飛ぶような明るいダンスチューンに仕上がったこの一曲は、ユーロビジョンのスペイン代表楽曲としては初めて、全編英語詞で書かれたものとなっています。

スペインのiTunesチャートで1位に輝いたこの楽曲が、スペインを優勝へ導いてくれるのでしょうか?


〈Bareiのプロフィール〉
Barei(本名:Bárbara Reyzábal González-Aller)は1982年にスペインの首都マドリードで生まれました。
父親は生まれてすぐに無くなってしまったそうですが、4人の兄弟姉妹に囲まれ、にぎやかな家族の元彼女は育っていきました。

ギターやピアノ、歌、音楽理論などを学んだ彼女は、2001年にスペインのベニドルムで開催された音楽祭Festival Internacional de la Canción de Benidormに出場し、歌手活動を始めることになりました。
 
Dos Puntos(Barei and Gonzalo Nuche)Abrazo del tiempo」 Festival Internacional de la Canción de Benidorm2001より) 

この歌謡祭で彼女たちは当初準優勝となったのですが、優勝したアーティストが失格となった事を受けて、繰り上がって優勝することとなりました。

その後彼女はアメリカのマイアミに渡り、デモテープの制作にとりかかりました。しかし、この時に作られたデモ達は発表されることはなく、その後マドリードに戻りステージパフォーマーとして活動していくことになりました。

2011年、彼女は音楽プロデューサーRubén Villanuevaのもと、ファーストアルバム「Billete para no volver(片道切符)」をリリースします。
 
BareiBillete para no volver」) 

このデビュー・アルバムはスペイン語によるリリースとなりましたが、この後リリースが続くシングルは英語詞で書かれるようになりました。
 
BareiAnother´s Life」) 

これまでに2枚のアルバムと8枚のシングルをリリースし、歌手Bareiとして活躍を続けている彼女ですが、一方でソングライターとしても活躍の幅を広げています。2015年のスペイン代表を務めたEdurneやMalúなどスペインの歌手への提供のみならず、J-POPシンガーのMay J.にも楽曲提供を行っています。
 
EdurneLa Ultima Superviviente」 Barei提供楽曲)


2016年。彼女はユーロビジョンのスペイン国内予選Objetivo Eurovisiónに出場します。
 
BareiSay Yay!」ライブパフォーマンス Objetivo Eurovisiónより)

Bareiは予選で、海外審査員投票で2位の得票を得たほか、スタジオ審査員のLoreenとEdurneからそれぞれ12ポイントを獲得、視聴者投票ではトップの得票となり、見事優勝。スペイン代表の座を勝ち取ったのです。 


ユーロビジョン2016スペイン代表Bareiは、現地時間5/14に開かれる決勝に出場するほか、5/10の準決勝1日目でもステージパフォーマンスが披露される予定です。


参考:ESC公式、Wikipedia"Barei (singer)","Spain in the Eurovision Song Contest 2016

【ESC2016】イギリス:久々の国内予選で選ばれたのは…?



ユーロビジョン2016イギリス代表は、Joe & Jakeの「You're Not Alone」に決まりました。

これぞ王道と言っても良い位のUKポップサウンドに彩られ、とてもキャッチーな一曲に仕上がっているこの楽曲は、BBCでユーロビジョンのコメンテーターを務めているGraham Norton氏も太鼓判を押すほど。疾走感のあるテンポで聴き心地の良い一曲となっています。


〈Joe & Jakeのプロフィール〉
Joe & Jakeは、ウェールズ出身のJoe Woolfordと、イングランド中部スタッフォードシャー出身で、14歳の頃からギターを弾き始めたJake Shakeshaftの二人組ユニットです。

出身だけを見ると何の接点もないように思えますが、二人はある番組への出演をきっかけに意気投合し、ユニットを結成することになったのです。その番組とは、2015年にBBCで放送されたイギリス版The VOICEでした。
まずは、二人のブラインドオーディションの様子を見てみましょう。
 
Joe WoolfordLights」Ellie Gouldingカバー The VOICE UKより)

 
Jake ShakeshaftThinking Out Loud」Ed Sheeranカバー The VOICE UK)

二人とも3人の審査員を振り向かせることに成功したJoeとJake。その後JoeはRita Oraのチームに、Jakeはwill.i.amのチームにそれぞれ加わり、次のステージに進出しました。

その後、二人はバトルステージでも勝ち上がっていきましたが、決勝ステージまで進出したのはJoeのみ。しかしJoeも決勝ラウンド二回戦で敗退となってしまい、共に優勝することはできませんでした。


しかし、この番組への出演をきっかけに二人は意気投合。チームは別々でしたが、音楽の趣味のみならず、サッカーやペリペリチキンも大好きという共通項もあったようで、番組出演後、二人はユーロビジョン2016の国内予選に出場するために、ユニットJoe & Jakeを結成しました。
 
Joe & JakeYou're Not Alone」ライブパフォーマンス Eurovision: You Decideより) 

二人はこの国内予選で見事優勝し、ユーロビジョン2016イギリス代表の座を射止めました。なお、今回イギリスで6年ぶりに開催されたこの国内予選では、審査員投票は設けられず、100%視聴者投票により決められました。


昨年の優勝者Måns Zelmerlöwのパフォーマンスを研究していたという話もあるくらい、二人はユーロビジョンが大好きな様子。そんな仲の良い二人Joe & Jakeのライブパフォーマンスは、現地時間5/14に開かれる決勝で見ることができるほか、5/12に開かれる準決勝2日目でもお披露目される予定です。

参考:ESC公式、Wikipedia"Joe and Jake"、BBC公式 

【ESC2016】イタリア:Xファクター出身 プラチナシングルメーカー登場



ユーロビジョン2016イタリア代表は、Francesca Michielinの「No Degree Of Separation」に決まりました。
優しく伸びやかで透き通るような歌声が印象的なミディアムバラードです。 

 ”地位などなく ためらいもない そこに私達を分け隔てるものはない
 動き続けるこの宇宙の中で 私達は同じ方向へ進んでいるのだから”
 

人と分かり合い、共に生きていくことを歌い上げているこの楽曲。オリジナルは「Nessun grado di separazione」 という、全編イタリア語で綴られた楽曲でしたが、今回のユーロビジョン出場に合わせ、2番のサビを英語に書き改めたものになっています。


〈Francesca Michielinのプロフィール〉
Francesca Michielinは、1995年にイタリア北部の街バッサーノ・デル・グラッパ(蒸留酒グラッパの名産地)で生まれました。 

小さい頃からピアノとエレキベースを弾き、音楽に親しんでいた彼女は、14歳の頃から地元のゴスペルコーラスグループに入り、歌い始めることになりました。一方、兄弟からの影響でロックにも興味を持ち始めたFrancescaは、 Bon IverやJeff Buckley、Damien Riceなどのアーティストから多大な影響を受けることになりました。

そんな中、彼女はAdeleのデビュー・アルバム「19」を聞き、自分で作曲した曲を歌う事に興味を見出し、ピアノで作曲した曲を歌い始めるようになったそうです。

彼女がシンガー・ソングライターの夢をつかむ事となったのが、2011年に放送されたイタリア版Xファクター第5シーズンへの出場でした。
 
Francesca MichielinHigher Ground」Stevie Wonder/Red Hot Chili Peppersのカバー X Factor 5より)

可愛らしいルックスのみならず、表現力ある歌声で視聴者を魅了した彼女は、決勝まで進出し見事優勝。ソニー・ミュージックとの契約と優勝賞金30万ユーロ(約3800万円)を獲得しました。

その後、2012年にシングル「Distratto」をリリースし、メジャーデビューを果たします。
 
Francesca MichielinDistratto」) 

このデビューシングルは、イタリアのiTunesチャートで1位を獲得したほか、イタリアのシングルチャートでも1位を獲得。売り上げが10万枚を超えたため、FIMI(イタリア音楽産業協会)がダブル・プラチナムに認定するという快挙を成し遂げました。その後発売されたファーストアルバム「Riflessi di me」の、イタリアのアルバム・チャートで最高4位につく記録を打ち出しました。

翌2013年にはイタリアのラッパーFedezのフィーチャリングボーカリストとして招かれ、楽曲「Cigno Nero(ブラック・スワン)」をリリースします。 
 
Fedez feat. Francesca MichielinCigno Nero」) 

Fedezのセカンドシングルとしてリリースされ、Francesca自身も楽曲制作に関わったこの楽曲も、売り上げが10万枚を超えダブル・プラチナムを獲得しました。

2015年には、セカンドアルバム「di20(イタリア語で”diventi(=You Become)”と発音)」をリリースした際には、音楽の自伝の出版や、ライブハウスを回ってキーボードやギターなどの弾き語りなどを行うソロライブを行い、精力的に活動した事が話題となったそうです。


そして、2016年。彼女はサンレモ音楽祭に出場し、「Nessun grado di separazione」を披露。見事準優勝し、ユーロビジョン2016イタリア代表として選ばれました。

このシングルはiTunesチャートやラジオのエアプレイチャートで1位を獲得したほか、音楽ストリーミングサービスSpotifyで100万ストリームを記録しました。さらに、この楽曲を収録したセカンドアルバムのリパッケージ盤「di20are」もリリースされ、アルバム・チャート最高3位という記録を叩き出しました。


Xファクター出身のヒットメーカーFrancesca Michielinは、現地時間5/14に開かれる決勝に出場するほか、5/12の準決勝2日目でもパフォーマンスが披露される予定です。どんなパフォーマンスが披露されるのか、とても楽しみですね。


参考:ESC公式、Wikipedia"Francesca Michielin
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