ユーロビジョン2013ハンガリー代表は、ByeAlexの「Kedvesem(Zoohacker Remix)」に決まりました。
KedvesemをGoogleで翻訳すると「ダーリン」と訳されますが、恐らくハンガリー語で「ダーリン」や「ハニー」みたいな、恋人への甘い呼びかけ方なのかなぁと推測します。
優しく語りかけるようなボーカルで曲調も穏やかなので、聴いてるうちに何だかリラックスしてきますね。
〈ByeAlexのプロフィール〉
ByeAlexは1984年生まれ、ハンガリー北東部、サボルチ・サトマール・ベレグ県にある小さな町Fényeslitke出身の28歳。ミシュコルツ大学で哲学の学士も取得しています。
そんなByeAlexが曲を書き始めたのは10代の頃。高校生の時には「Love Story Bar」という名前のバンドを結成していた時もあったそうなのですが、本格的に活動を始めたのは大学を卒業してからのこと。デビュー曲「Csókolom!」はハンガリー国内の音楽チャンネルでヘビーローテーションされたのだそう。ラジオのリスナーとともに曲を書き上げ、シングルをリリースしたこともあるのだそうです。
2012年からByeAlex名義でのソロ活動を行なっている彼なのですが、今回のユーロビジョン代表選出については、彼自身思いもよらない事だったのだとか。ユーロビジョンの予選に出場するほどのステージ経験やキャリアもないと考えていたため、予選には出場しないと決めていたByeAlexですが、マネージャーが予選に応募してしまいます。やむを得ずなのか、予選に出場してみたところ、視聴者から多くの票を獲得し、ハンガリー代表となったのだそうです。
幼稚園生などの子供に人気があったというByeAlexの「Kedvesem」は、5/16の準決勝二日目の登場です。
シンプルなステージ構成となるそうなのですが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみです。
参考:ESC公式、Wikipedia"ByeAlex"、東欧LIFE☆ハンガリー☆「今年のユーロビジョンも・・」
〈ユーロビジョン2013 ライブパフォーマンス〉
(ユーロビジョン2013 決勝より)
〈ユーロビジョン ハンガリーの成績〉
ハンガリーは1994年にユーロビジョン初出場を果たし、4位の成績を収めています。
(1994年代表曲 Friderika 「Kinek mondjam el vétkeimet?」)
当時はまだ歌詞に自国の公用語以外を用いることができませんでした。その状況下で、ユーロビジョン参加歴の浅い旧東側の国が上位に食い込むことができたのは快挙だったそうです。
その後ハンガリーは、1999年からの6年間出場辞退が続きましたが、2005年に大会に復帰。その後も2度不参加の年があるものの、近年はコンスタントに参加を続けています。
2004年の準決勝制導入後のハンガリーの決勝進出の勝敗は4勝2敗。2011年からは2年連続で決勝進出を決めていますが、決勝での成績はイマイチな状況が続いています。曲はとても良いのですが、他の曲に埋もれてしまいがちなのでしょうか…
過去最高順位は初出場時に獲得した4位ですが、準決勝制導入後にハンガリーが決勝で獲得した過去最高順位は2007年の9位です。
(2007年代表曲 Magdi Rúzsa 「Unsubstantial Blues」)
2011年から2年連続で決勝進出を決めているハンガリーは、今年も決勝へ駒を進められるのか!?
久々に全編ハンガリー語詞でエントリーする、5/16のハンガリー代表ByeAlexのステージに要注目です。
参考:Wikipedia「ハンガリーのユーロビジョン・ソング・コンテスト」