ユーロビジョン2013スペイン代表は、ESDM(El Sueño de Morfeo:モルペウスの夢)の「Contigo Hasta El Final (With You Until The End)」に決定しました。
〈ESDMのプロフィール〉
ESDMはスペインのアストゥリアス州出身のポップロックバンドで、ケルト音楽やフォーク・ロックなどの影響を受けたサウンドが特徴的です。
メンバーは、
Raquel del Rosario(ラケル 1982年生まれ スペイン・カナリア諸島出身 30歳 メインボーカル担当)
Juan Suarez(フアン 1976年生まれ アストゥリアス州出身 37歳 エレクトリックギター担当)
David Feito(ダビド 1979年生まれ アストゥリアス州出身 33歳 アコースティックギター・バックボーカル担当)
の3人組です。
前身のロックバンドXemáの活動を経て、2003年に現在のメンバーでESDMとして活動を開始します。
2004年にドラマ主題歌を手がけた縁で音楽レーベルのグロボメディア・ムジカと契約。これまでに4枚のアルバムをリリースしています。
2005年に発売されたファーストアルバム「El Sueño de Morfeo」は国内チャートで最高4位を獲得し、プラチナアルバムに認定。2年後の2007年に発売されたセカンドアルバムは最高2位に登りつめ、ゴールド認定を受ける結果を出しています。
スペイン国内のみならず、南米でのツアーも行なっているESDM。実はボーカルのラケルは2011年にイタリアの歌手Luca Barbarossaと共にイタリアのサンレモ音楽祭に出場していたのだとか。
(2011年サンレモ音楽祭 Luca Barbarossa & Raquel del Rosario 「Fino in fondo」)
国内外で着実なキャリアを積んでいるESDMは、5/18の決勝で登場します。
参考:ESC公式、Wikipedia「エル・スエニョ・デ・モルフェオ」
〈ユーロビジョン2013 ライブパフォーマンス〉
(ユーロビジョン2013 決勝より)
〈ユーロビジョン スペインの成績〉
フィンランドや旧ユーゴスラビアとともに1961年に初出場したスペイン。実は、1968年と1969年に二年連続で優勝した経験を持っています。
(1968年優勝曲 Massiel 「La, la, la」)
スペインは最下位を4度経験しているものの、2度の優勝、4度の2位入賞、1度の3位入賞と数多くの好成績を残しています。
1970年には、エンリケ・イグレシアスのお父さんで、現在も活動を続けているフリオ・イグレシアスも出場していました。
(1970年代表曲 フリオ・イグレシアス 「Gwendolyne」)
そんな華やかな歴史を持つスペインですが、近年の成績は決して良いと言えない状況です。
準決勝制が導入された2004年以降、スペインは決勝へのシード権を持つBig5に組み込まれたため、毎年決勝に出場していますが、最高順位は2004年と2012年の10位で、低調な成績が目立っています。
(2012年代表曲 Pastora Soler 「Quédate Conmigo (Stay With Me)」)
今年のスペインはESDMで低調な成績を打破できるのか!?
5/18の決勝に注目です。
参考:Wikipedia「スペインのユーロビジョン・ソング・コンテスト」