ユーロビジョン2011デュッセルドルフ大会にフランス代表として出場し、「Sognu」を披露したポップオペラ歌手アモリ・ヴァッシーリ。
決勝での順位は15位と、決して高くはない結果でしたが、ユーロビジョン出演アーティストと楽曲に送られるMarcel Bezençon Awardsの作曲賞を受賞しました。また、フランス代表としては初めて、コルシカ語による歌詞で出場したことも注目されていました。

初めて「Sognu」を聴いた時、「これは久々にフランスが優勝しちゃうかもしれない」と期待していたのですが、投票結果でフランスがみるみる埋もれていくさまを見て、少しがっかりしたのを覚えています。「音源版よりキーを下げて歌ったのが良くなかったんじゃないの?」とか思ったりもしましたが、生歌一発勝負のユーロビジョンだから、しょうがないかな…


〈アモリ・ヴァッシーリ 日本上陸っ〉
ともあれ、ユーロビジョンへの出場をきっかけに、ヨーロッパなどでアルバムが各国でチャートインし人気となったアモリ・ヴァッシーリが来月、セカンドアルバム「カンテロ」の日本盤をリリースすることになりました。
Music Loungeの記事によると、日本盤リリースのスポーツ紙での報道やラジオでの紹介を受け、HMV ONLINE イージーリスニングチャートで輸入盤が1位を獲得したのだそうです(2013/3/28現在)

(こちらが日本盤「カンテロ」)

5/15に発売される日本盤「カンテロ」には、ユーロビジョン2011で披露した「Sognu(邦題:ドリーム)」のほか、セリーヌ・デュオンの「My Heart Will Go On」のカバーや、ヴァイオリニスト葉加瀬太郎との共演曲「With One Wish meets Taro Hakase」など計17曲収録されています。さらに、特典のDVDには「Sognu」やエルガーの威風堂々をアレンジした曲「Lucente Stella(邦題:輝きの星)」のミュージックビデオ計5本が収録されています。


今回の日本盤リリースにあたり、アモリ・ヴァッシーリが日本向けにメッセージを送ってくれたそう。「Sognu」のミュージックビデオと一緒にご覧ください。


昨年のロリーンといいブラノヴォ村のおばあちゃんといい、ユーロビジョンに出演したアーティストがこうやって日本のメディアで取り上げられるのは、いちファンとしてとても嬉しいです。アモリ・ヴァッシーリも、ルックスだけでなく実力を持ったアーティストなので、日本でぜひブレークして欲しいなぁと思います。

普段クラシックを聴いたことがない人でも気軽に聞ける曲がたくさん詰まっているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。