ユーロビジョン2016オランダ代表は、Douwe Bobの「Slow Down」に決まりました。
自身の作詞作曲によるこの楽曲は、オールディーズロック調のミディアムテンポの楽曲にのせて、ただ生き急ぐ毎日、どこへ向かったら、何を目指したら良いのか分からない日々を送る人に、「ゆっくり行こうよ」と優しい一言を歌い捧げてくれる一曲に仕上がっています。サビがとっても口ずさみやすく、親しみやすい一曲です。
〈Douwe Bobのプロフィール〉
Douwe Bob(本名:Douwe Bob Posthuma)は1992年にオランダの首都アムステルダムで生まれました。
音楽家で、サイケデリックな芸術スタイルで話題を読んだ芸術集団The FoolのメンバーSimon Posthumaを父に持ったDouweは、6歳の頃からピアノを弾き始め、ジャズやクラシック音楽に傾倒していったそうです。
14歳の頃からギターも引き始めた彼は、やがて歌も始めるようになり、カントリーやフォークミュージック、1950年代から70年代のポップスなどから影響を受けながら、自身の音楽スタイルを確立していきました。
Douweが一躍注目されるきっかけとなったのが、2012年、オランダのシンガー・ソングライターを発掘するオーディション番組「De beste singer-songwriter van Nederland」第1シーズンへの出場でした。
(Douwe Bob 「Multicoloured Angels」 De beste singer-songwriter van Nederlandより)
決勝まで進んだ彼は、そのステージで「Multicoloured Angels」 を披露し、優勝しました。
その後、オーディション番組での優勝楽曲「Multicoloured Angels」のシングルリリースでメジャーデビューを果たした彼は、シンガー・ソングライターとして本格的な音楽活動を始めます。
翌2013年にはアルバムのリリースや、オランダのロックフェスPINKPOPへの出演、ドキュメンタリー映画に父とともに出演するなど、活躍の幅を広げていったDouwe。2015年には、ユーロビジョン2013オランダ代表Anoukとコラボした楽曲「Hold Me」をリリースし、さらに多くの注目を集めることとなりました。
(Anouk & Douwe Bob 「Hold Me」)
この年の5月には、セカンドアルバム「Pass It On」をリリースし、オランダのアルバム・チャートで最高1位を記録しました。
オランダへ9年ぶりの決勝進出をもたらしたAnoukとのコラボで話題を集めたシンガー・ソングライターDouwe Bobは、現地時間5/10の準決勝1日目に出場します。
参考:ESC公式、Wikipedia"Douwe Bob"