E.S.Cheers!! - #Eurovision 2017-

ヨーロッパで開催される年に一度の音楽祭ユーロビジョン・ソング・コンテスト(ESC)の最新情報などをお届けします。

Jedward

【ESC2017】イギリス:本家Xファクターファイナリスト登場


ユーロビジョン2017イギリス代表は、Lucie Jonesの「Never Give Up On You」に決まりました。

伸びやかで力強い歌声が印象的なこのバラードナンバーは、ユーロビジョン2013の優勝者Emmelie de Forestがプロデュースに関わった楽曲です。国内予選でのパフォーマンスからアレンジが大幅に変更され、彼女の伸びやかな歌声はそのままに、楽曲に迫力が加わり、聴き応えある一曲に仕上がりました。

よく聞いてみると、ボーカルにコーラスが加わっていないため、本番も一人で歌い上げるのではないかと予想されます。どんなライブパフォーマンスになるのか、非常に楽しみです。


〈Lucie Jonesのプロフィール〉
Lucie Jonesは1991年3月に、英国ウェールズの中心都市カーディフ郊外の街ペンティルフに生まれました。

歌手デビューのきっかけになったのが、2009年に開かれたXファクター第6シーズンへの出場でした。

Lucie JonesI Will Always Love You」Whitney Houstonカバー Xファクター第6シーズンより)

全ての審査員から「Yes」と認められた彼女は、見事オーディションに通過。決勝まで駒を進めることとなりました。

Lucie JonesMy Funny Valentine」カバー Xファクター第6シーズンより)

決勝ステージまで進んだ彼女でしたが、第5週でJedward(ユーロビジョン2011・2012アイルランド代表)と共に最下位候補に。最下位を脱する視聴者投票を行った結果、LucieはJedwardに破れてしまいました。

番組への出演後、Lucieはミュージカル俳優として、ウエスト・エンドを拠点に音楽活動を行っていくことになります。

Lucie JonesTomorrow」ミュージカル「アニー」より)

「キューティ・ブロンド(Elle Woods役)」や「レント(Maureen役)」、「ゴースト(Molly役)」など、日本でも知られている数々の演目に出演し、実力を付けていった彼女は、2017年にイギリスのユーロビジョン国内予選「You Decide」に出場しました。

Lucie JonesNever Give Up On You」 BBC「You Decide」より)

ピアノとストリングスという極めてシンプルなオケでも堂々と歌い上げた彼女は、視聴者と審査員の心をつかみ、見事優勝し、ユーロビジョン2017イギリス代表に選ばれました。


ユーロビジョン2017イギリス代表Lucie Jonesは、現地時間5/13に開かれる決勝に出場する他、5/9の準決勝一日目でもパフォーマンスが一部披露される予定です。


参考:The Sun"Who is Lucie Jones? UK Eurovision Song Contest 2017 star singing ‘Never Give Up On You’"、Radiotimes"Who is Lucie Jones? Eurovision: You Decide contestant profile"、Wikipedia"The X Factor (UK series 6)"、BBC News"Eurovision: X Factor singer Lucie Jones to represent UK"

【ESC2013】アイルランド:Jedwardのサポートから今年はメインに Ryan Dolan


ユーロビジョン2013アイルランド代表はRyan Dolanの「Only Love Survives」に決まりました。

Ryanは北アイルランドのティロン州出身の若手シンガー・ソングライターです。今回、Wez Devineとの共作「Only Love Survives」でユーロビジョンの国内予選に出場し優勝、アイルランド代表となりました。

これまで、アイルランドやイギリスの人気デュオで、2011年と2012年のユーロビジョンアイルランド代表Jedwardのサポートメンバーなどで活動していたRyanが、今回メインボーカルとしてユーロビジョンに参戦します。今回の楽曲「Only Love Survives」はRyanのデビューシングルとして、現在iTunes Storeなどで発売中です。

Ryan Dolanは、5/14の準決勝一日目に登場します。

参考:ESC公式savee Entertainment公式


〈ユーロビジョン2013 ライブパフォーマンス〉

(ユーロビジョン2013 決勝より)


〈ユーロビジョン アイルランドの成績〉

アイルランドは1965年に初出場してから、2回の不参加があるのみで、ほぼ毎年ユーロビジョンに参加しています。

かつて、ユーロビジョンの楽曲規定に「自国の公用語を歌詞に用いること」という決まりがあった頃、英語を歌詞に用いることができたアイルランドは強豪国でした(アイルランドの公用語は、アイルランド語と英語)。90年代には、1992年から3年連続で優勝するという金字塔を打ち立てており、この連勝記録を破った国は未だ出てきていません。

アイルランドの優勝回数は7回で、これも参加国の中で最多記録。この記録も未だ破られていません。

(1980年の優勝曲 ジョニー・ローガン 「What's Another Year」)

7回の優勝経験を持つかつての強豪国アイルランドですが、1999年に歌詞に用いる言語が自由化されてからは、成績が低迷。2002年には、前年の成績が低かったためにユーロビジョンへの出場ができないという事態になってしまいます。

2004年に準決勝制が導入されてからの決勝進出の成績は9勝3敗ですが、決勝での順位は2011年の8位が最高で、決勝に進んでもなかなか上位に入れないのが、アイルランドの現状です。

(2011年アイルランド代表 Jedward 「Lipstick」)

RyanはJedwardの記録を塗り替えることができるのか!?
アイルランドに8度目の優勝をもたらすことができるのか!?
国内からは「Jedwardを退治したって、アイルランドは優勝できない」なんて声も聞かれてるようなのですが…
いずれにしても、5/14は要注目です。

参考:Wikipedia「アイルランドのユーロビジョン・ソング・コンテスト
Spotifyプレイリスト
Twitter プロフィール
E.S.Cheersのツイッターアカウントです。 記事の紹介と併せて、ツイッター上で拾ったユーロビジョン最新情報のリツイート等もしています。 良かったらフォローお願いします♪
QRコード
QRコード
にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
banner
  • ライブドアブログ