ユーロビジョン2013ラトビア代表は、2人組ミクスチャーユニットPeR(Please explain the Rhythm)の「Here We Go」に決まりました。
J-POPチャートの上位に来るような軽快なJ-HipHopに似た感じの曲調で、とても聴きやすくノりやすい一曲です。彼らの得意なヒューマンビートボックスが駆使されているほか、KORGのiKaossilatorがインストールされたiPadを使ったパフォーマンスも目を引きます。
〈PeRのプロフィール〉
2007年に結成されたPeR。現在はRalfs EilandsとEdmunds Rasmanisの二人で活動をしていますが、元々は三人で活動をしていたそうです。ユニット名の「PeR」も、結成当時のメンバー(Pēteris、Emīls、Ralfs)の頭文字を取ったものともいわれています。
2007年の結成以来、PeRは様々なライブイベントに参加しています。2009年のラトビア最大級の音楽祭Baltic Beach Partyのほか、2010年には隣国エストニアで開かれたReiu Rock festivalにも出演。2011年にはリトアニアで、Dub FXのイベントを始め様々なコンサートに出演し、人気を博します。
さらに、2011年に発表された楽曲「Go Get Up」はバルト3国にとどまらず、デンマークでも話題となり、デンマークのチャートに最高2位にランクインするなどの快挙を成し遂げたそうです。
メンバーの変遷は紆余曲折あるものの、ユニットとしての実績は着実に積み上がっているPeR。ビートボックスとiPadを駆使したパフォーマンスは、5/16の準決勝二日目に見ることができますので、是非チェックしてみてください。
参考:ESC公式、Wikipedia"PeR (band)"
〈ユーロビジョン2013 ライブパフォーマンス〉
(ユーロビジョン2013 準決勝より)
〈ユーロビジョン ラトビアの成績〉
2000年に初出場したラトビアはその年に3位に着くという好調なスタートを切ります。
翌年は18位とすぐれない成績ではあったものの、2002年にこの曲で優勝を果たします。
(2002年優勝曲 Marie N 「I Wanna」)
マジックのように素早い衣装替えが目を引くこの曲が176点を獲得し、優勝。ラトビアは翌年、首都リガでユーロビジョン2003を開催することになりました。
しかし、その後のラトビアの勢いは失速気味。2004年に準決勝制が導入されてからのラトビアの決勝進出の勝敗は4勝5敗。ここ数年は4年連続で準決勝敗退といった状況に陥っています。
PeRのライブパフォーマンスで再び決勝に浮上することができるのか!?
5/16のラトビアには要注目です。
参考:Wikipedia「ラトビアのユーロビジョン・ソング・コンテスト」