ユーロビジョン2014ウクライナ代表は、Mariya Yaremchukの「Tick-Tock」に決まりました。
最近国内情勢がよろしくないウクライナですが、今年もなんとかユーロビジョンに参加する運びとなりました。

国内選考のバージョンから大幅にアレンジや歌詞の変更が行われ、決勝を狙える曲に見事生まれ変わりました。 ちなみにこの曲の作曲と作詞の一部は、 Mariya自身によるものです。


〈Mariya Yaremchukのプロフィール〉
Mariya Yaremchukは、1993年にウクライナのチェルニウツィーで生まれました。 彼女の父は、ウクライナを代表するシンガーNazariy Yaremchukなのだそうですが、Nazariyは彼女が2歳の時に他界してしまいます。

しかし、父の死後も彼女の回りには常に音楽があり、わずか6歳の頃からステージに立って歌声を披露するなど、彼女も自然と音楽の道へ進んでいくことになりました。

2009年に彼女はキエフ市のサーカス・総合芸術アカデミー(the Kyiv Circus and Variety Arts Academy) に入学し、ボーカルを本格的に学び、力をつけていくことになりますが、彼女が歌手として広く知られるきっかけとなったのが、2012年に出演したウクライナ版The VOICEでした。

彼女はこの番組で決勝まで勝ち進むことが出来ましたが、結果は4位。
この番組での優勝は逃してしまいましたが、同じ年に開かれた国際的な若手アーティストの歌謡祭「New Wave」 にウクライナ代表として参加、3位入賞と観客の投票による優秀賞を獲得するという好成績を収めました。

そして、2013年の年末に開かれたウクライナ国内予選で自作曲「Tick-Tock」を歌い、見事代表の座を得ることとなりました。

 (「Tick-Tock」 国内予選バージョン)


ウクライナ代表Mariya Yaremchukは、5/6の準決勝1日目に出場します。
実はロシアと同じ日に出場することになったウクライナ。彼女のパフォーマンスとともに、両国の票の行方にもつい目が行ってしまう準決勝になりそうです。

お互い、政情うんぬんではなく曲そのもので評価が下されてほしいと願っていますが、どうなることでしょうか…?


〈ライブパフォーマンス〉
 
(ユーロビジョン2014 決勝より)


参考:ESC公式、Wikipeda”マリーヤ・ヤレムチューク”