ユーロビジョン2013リトアニア代表は、Andrius Pojavisの「Something」に決まりました。
Andriusは5/14の準決勝一日目に登場する予定です。

〈インディーズバンドからソロデビューへ〉
2013_andriusAndrius Pojavisは1983年生まれ、リトアニアのユルバルカス出身の29歳です。高校の頃から「No Hero」というバンドで音楽活動を行なっていました。リトアニア教育大学に進学し、首都ビリニュスに移ってからも、「Hetero」というバンドで音楽活動を続けます。このバンドは、ビリニュスで2006年に開催されたEurorock 2006で優勝しました。

その後、彼はアイルランドへ移り、ソロ作品を作り始めます。

2012年、イタリア・ミラノの音楽スタジオMassiveArts Studioでファースト・アルバム「Astuoni (Eight)」を制作し、発表。その後発売されたシングル「Traukiniai (Trains)」はリトアニアのチャートトップ20位圏内に入る好成績を残しています。

今月2人目の娘が生まれたばかりという幸せいっぱいなAndrius。5/14の準決勝一日目に注目です。

参考:ESC公式、Wikipedia"Andrius Pojavis"、oikotimes"CONGRATULATIONS ANDRIUS POJAVIS!"(2013/4/3)


〈ユーロビジョン2013 ライブパフォーマンス〉

(ユーロビジョン2013 決勝より)


<ユーロビジョン リトアニアの成績>
リトアニアは1994年にユーロビジョンに初参加しますが、この大会では1点も得点を得ることができず、最下位となってしまいます。その後は1998年まで不参加が続き、1999年に復帰することとなります。

成績低調が続くリトアニア。準決勝制が導入された2004年以降も、準決勝敗退や、決勝での成績低調が目立っています。ちなみに決勝進出の勝敗は5勝4敗です。

これまでのリトアニアの成績で一番高い順位をつけたのが、2006年のこの曲です。

(2006年代表曲 LT UnitedWe Are The Winners」)

サッカーのチャントのようなメロディーに載せて「We Are The Winners of Eurovision」、「Vote For The Winners」と強気に歌う彼らに結構なブーイングも寄せられていましたが(汗)、結果は決勝で6位。Winnerとまでは行かなかったものの、順位・点数ともにリトアニアの過去最高成績を収めることができました。

ちなみに。昨年のユーロビジョン2012のリトアニア代表は、コーラスを付けずに一人で歌い上げていて、個人的にかなり気に入っています。

(2012代表曲 Donny MontellLove is Blind」)

アイマスクを付けて歌う前半のバラード、片手で側転を決めて歌い始める後半のグルーヴィーなパート。歌、楽曲、パフォーマンスどれを上げても素晴らしく、準決勝は3位で通過していたのですが、決勝では曲順がよろしくなかったのか、結果は14位。個人的には、ちょっと不本意でした…

バルト3国で唯一優勝経験のないリトアニア。まずは決勝進出を決められるのかが鍵となります。
5/14は要注目です。

参考:Wikipedia「リトアニアのユーロビジョン・ソング・コンテスト