ユーロビジョン2017ベラルーシ代表は、NAVIBAND(NAVI)の「Гісторыя майго жыцця(Historyja Majho Zyccia:私の人生の物語)」に決まりました。
例年英語詞でのエントリーが続いていたベラルーシですが、今年は2004年の初出場以来初めて母国語でのエントリーとなりました。日本人にとっては馴染みの薄いベラルーシ語ですが、この楽曲は躍動感にあふれていて、言葉が分からなくても楽しめる一曲に仕上がっています。
〈NAVIのプロフィール〉
NAVIは男女2人で構成されたユニットです。
もじゃもじゃヘアーがトレードマークのArciom Lukjanienkaと、華を添える女性ボーカルKsienija Žukの二人で活動しているNAVIは、2013年から音楽活動をはじめました。
・Arciom Lukjanienka(ボーカル・ギター 1992年生まれ ヴィーツェプスク州出身)
・Ksienija Žuk (ボーカル・キーボード 1991年生まれ ミンスク出身)
彼らは2013年にインディーズで楽曲「абдымi мяне」をリリースし、本格的な音楽活動を始めます。
(NAVI 「абдымi мяне」)
ユニット結成以前は、それぞれ違ったジャンルで音楽活動を行っていたのだそうですが、2013年のユニット結成以来、ベラルーシ語で歌う事に重きを置き、キャリアを重ねることとなりました。
2014年にファーストアルバムをリリースして以来、国内外で精力的に活動を続けてきたNAVIですが、2016年に初めてユーロビジョンの国内予選に挑戦することとなります。
(NAVI 「Гэта зямля(最後の楽園)」)
この年の国内予選では、惜しくも優勝の座をIVANに譲ることとなってしまいましたが、翌2017年の国内予選にも出場し、昨年の雪辱を果たすこととなりました。
(NAVI 「Historyja majho zyccia」国内予選より)
13組のアーティストが出場し、視聴者投票と審査員投票で勝者が決まる国内予選において、彼らは視聴者投票で優れた成績を残し、(天の声の票も得て)晴れてユーロビジョン2017ベラルーシ代表の座を射止めました。
ユーロビジョン2017ベラルーシ代表NAVI(NAVIBAND)は、現地時間5/11に開かれる準決勝2日目に出場します。
2004年の初出場以来英語でのエントリーが続いていたベラルーシ。今回初めて母国語でエントリーしたことが吉と出るかはたまた凶と出るか、要注目です。
参考:ESC公式、Wikipedia"NAVI(ベラルーシ語)"、Soundcloud公式、EUROVOIX"BELARUS: NAVI TO EUROVISION SONG CONTEST 2017"