ユーロビジョン2015グルジア代表はNina Sublattiの「Warrior」に決まりました。

…「おや?」と思った方、いらっしゃいますか?
実は今回、マルタ代表とグルジア代表の楽曲タイトルが全く同じ「Warrior」なのです(マルタ代表はこちらへ)。

マルタ代表の「Warrior」が内なる自分を奮いたたせる曲であるのに対し、グルジア代表の「Warrior」はアドレナリン全開で目の前の敵に挑む、より好戦的な曲調になっています。


〈Nina Sublattiのプロフィール〉
NinaSublattiNina Sublattiは1995年、ロシアの首都モスクワで生まれました。
両親共にグルジア出身だった彼女は、生まれて間もなくグルジアへ移ります。

彼女は芸術分野に広く興味を持ち、芸術学校で絵画や彫刻などを学んでいったそうですが、その腕は様々な国際的なコンクールで賞を受賞するレベルのものなのだとか。

2008年からモデルとしてデビューし、芸能活動を始めていた彼女。
歌手として一躍スターダムに駆け上がっていくきっかけとなったのが、2013年に放送されたグルジア版アメアイ「Saqartvelos Varskvlavi」 への出場でした。
 
(グルジア版アメアイでオーディションを受けるNina)

実はモデル業の傍ら、2011年からGeogian Music Studioで音楽制作の仕事に関わっていたNinaは、グルジアで活躍するアーティスト達と制作を共にする中で音楽の素養やヴォーカルの技術を学んでいたのです。
Ninaはこのオーディション番組で見事優勝に輝きました。

その後発売されたアルバム「Dare to Be Nina Sublatti」は、グルジアでナンバーワンのセールスを記録、発売から二年経った今でも売れ続けているのだそうです。

2015年1月、Ninaはユーロビジョンのグルジア国内予選に自身の作詞作曲による楽曲「Warrior」で出場し、視聴者投票と審査員投票の結果、優勝。グルジア代表の座を獲得したのです。 
 
Nina SublattiWarrior」 グルジア国内予選より)

Ninaは今回、スウェーデンの作曲家Thomas G:sonと共に楽曲のブラッシュアップをはかり、ユーロビジョン本選に望むこととなりました。


モデル、歌手、作曲家、芸術家、そしてグルジア文字の書道家など、マルチに活動中の芸術戦士Nina Sublattiは、現地時間5/19に行われる準決勝1日目に出場します。

果たして決勝で「Warrior」同志の戦いが実現するのか?
準決勝2日目に出場するマルタ代表Amberと共に、善戦を期待したいところです。 


参考:ESC公式、Wikipedia"Nina Sublatti(英語/日本語)"、Wiwibloggs